愛玩動物看護師の将来性は?一人暮らしで生活できない可能性ってあるの?

ツッチー

こんにちは!愛玩動物看護師のツチノコです!

今回のテーマは「愛玩動物看護師の将来性。生活について」です。

獣医師と比較するとどうしても給与が低くなってしまう愛玩動物看護師。

そんな愛玩動物看護師で一人暮らしをしている筆者が実際のところどうなのかご紹介します。

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目次

動物看護師の平均年収と現状について

動物看護師としての平均年収は正社員で約307万円が算出されています。
月収で言うと約25万円です。

出典元:求人ボックス

これは新卒からキャリアアップした全世代をまとめたもので、実際年収300万円を超えることは動物看護師として働いてからかなり年数が経ってからとなります。

自身の体験談も含め

  • 手取り➡️16~19万円
  • 月収➡️20~23万円
  • 年収➡️240~270万円

と考えるのが妥当だと思います。

最近はさらに社会保険、厚生年金、雇用保険も上がったためより手取りが減りますね。

ツッチー

ぶっちゃけ私はそんなに貰ってません。(一次病院勤務5年目)

病院によっては一人暮らしで生活できない可能性がある

手取りも病院によって差がすごくあります。

個人病院では仕事量に見合わない給料の病院もあれば、仕事量に見合った給料をいただける病院もあります。

個人病院は院長次第なので、現状すごく差が出ています。

実際都内勤務で手取り約16万円の友人がいました。都内で手取り16万円はかなり厳しいです。。

企業病院ですと、企業のため比較的安定した給料が出るメリットがあります。

ですが、企業病院は本院・分院と分かれているところがあるため「この分院に行ってくれ。」と職場が代わり、新しい環境に多々慣れる必要があります。

どこの職場に勤務するかわからないため、環境の変化が大変なところは1つのデメリットと言えます。

企業病院と個人病院の年収格差があるため、転職するのも1つの手

「個人病院のアットホームな感じが好き。」

「企業病院・二次診療の症例数の多さに魅力を感じる。」

など、動物病院を選択する際何を取るかが重要になってきます。

働きやすさ、院内の雰囲気、患者とのコミュニケーション、症例数などありますが、その中で、特に重要になってくるのが
給料ですよね。

どんなにやりがいのある仕事でも、お給料が低ければ継続することはかなり困難になります。

動物病院では、個人病院がほとんどで病院によって給料に雲泥の差。とは言い過ぎかもしれせんが、それほど差が出てくる場合があります。

やりがいがあって、雰囲気も良くて、給料も良い。好み3点全てをクリアする動物病院を見つけることはなかなか大変です。

それに対して、企業病院はある程度が平均的に保たれています。

その代わり、症例数が多く経験は積めますが、少々個人病院よりも重労働になると言うことになるかもしれません。

個人病院を選ぶか、企業病院を選ぶか、そこは自身の好みになってくるところですね。

動物看護師の将来性について

動物看護師には将来性があります。

すでに愛玩動物看護師として、国家資格が取得できる状態となり、今までできなかったことができるようになりました。

専門性も向上し、愛玩動物看護師しかできないこともあります。(獣医師は除く)

専門性の向上は給料の向上にも繋がります。

①国家資格を取ることでできる仕事の幅が広がる

国家資格を取ることで愛玩動物看護師として、診療の補助を独占業務とすることができます。

その他新たに追加された愛玩動物看護師の業務を紹介していきます。

ここでの業務は愛玩動物看護師の独占業務となりますが、全て「獣医師の指示のもと」できるというものです。

  • マイクロチップの挿入
    動物愛護法の改正により、マイクロチップを挿入する機会が増え、愛玩動物看護師の新たな業務として追加されました。
  • 採血ができるようになる
    愛玩動物看護師免許を取得して一番大きな変化は採血ができることです。
  • 投薬
    投薬の詳細な明記はされていませんが、経口投与が主に追加された項目となると思われます。
  • 採尿など
    カテーテルを入れることによる採尿ができるようになります。

②国家資格を取ることで年収の向上が見込める

2023年2月19日第一回愛玩動物看護師国家試験が行われました。

今年から動物看護師は愛玩動物看護師という国家資格になりました。

そして、実際資格手当基本給の向上など私自身変化が見られました。

国家資格を得ることで年収の向上は十分に見込めると思います。

③ペットを保有している世帯が増えてきている

一般社団法人ペットフード協会が出した2020年全国犬猫飼育実態調査では

2019年から新型コロナウイルスの影響によってペットに癒しを求める世帯が増えたのも1つの要因です。

また、昔に比べ近年ペットにかける費用も増加してきています。

ドッグフードやキャットフードの価格自体も高騰していることも要因としてありますが、ペットへの医療費の支出も増えています。

これは昔は「番犬、ネズミ取りとして使役されてきた。」という役割から「家族の一員。」として、家庭に迎えられている現代の犬・猫・エキゾチックアニマルへの接し方・考え方の変化もあります。

近年の飼育頭数の変化
出典:https://petfood.or.jp/topics/img/201223.pdf
ペットにかける支出年間調査票
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000049.000028421.html

まとめ-動物看護師の将来性は高く一人暮らしで生活も可能

もちろん職場の差はありますが、国家資格になったことで専門職としての優位性も高まり、給料の向上という結果も出ています。

そのため、愛玩動物看護師の将来性は高いと考えられます。

そして、私自身愛玩動物看護師として、都内で現在も一人暮らしをしています。

もちろん裕福ではありませんが、普通に生活し、趣味に使える金額もあるので、一人暮らしで生活可能と言えるでしょう。

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この記事を書いた人

現在動物病院勤務 動物看護師5年目
飼い主様とペット達のために有益な情報を発信します。
資格:認定動物看護師 動物栄養管理士2級 愛玩動物管理士準2級 etc...

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