動物看護師の年収や手取りは?給料を上げる方法を現役3年目の私が体験談を基に解説します!

ツッチー

こんにちは!愛玩動物看護師のツチノコです!

今回は動物看護師の給与についてお話ししていきたいと思います。

社会で働く中で必ず一喜一憂する要因が給料です。

動物関係は仕事と給料が見合わないことが多いですが、その中で動物看護師について着目して考えていきます。

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目次

動物看護師の平均の年収・給料は?

動物看護師の平均年収と月給はどのくらいなのでしょうか。

求人ボックスが出している情報を紹介しつつ、比較していきます。

正社員アルバイト・パート派遣社員
平均収入年収 307万円時給 987円時給 1,199円
動物看護師の給料・仕事、平均収入 
出典:求人ボックス

初任給は23万円程度が相場で平均月収は25万円となっています。

動物看護師は国税庁が出している日本人の平均収入461万円からすると低い傾向にあります。

地域別で見る収入平均は関東が一番高く九州沖縄が一番低い傾向にあります。

また、キャリアの他に病院でも収入に差があり、1次病院、1.5次病院、2次病院でも給与に差が生じます。

なぜ看護師と比べて動物看護師の年収は低いの?

人間を看護する看護師と、動物を看護する動物看護師。

似たような二つの職業には手取りという大きな差があります。

なぜそんなに差があるのかその理由を解説します。

動物病院の診療・治療費は飼い主の全額自己負担である事

人間の医療では健康保険が国民に適用されているため、健康保険証を所持している人は3割負担で医療を受けれます

他にも高額医療費制度という、1ヶ月の上限を超えた場合に、その超えた額を支給する制度があります。

そのため、病院側が多少高く値段を設定したところで、その医療費のほとんどを国が負担するため実際に医療を受ける患者の負担がそこまで重くなることはありません。

しかし、獣医療ではそのような保険制度がないので基本飼い主が全額負担になります。

任意保険もありますが、その保険も免責事項や負担額、保険料など会社によって異なります

動物病院側としては利益を出したいですが、飼い主の負担を考えるとそこまで高くできないのも現状です。

利益率が低くなるとその分人件費も安く設定されてきます。

動物看護師の給料が低い理由はまずそこにあります

例 動物病院の初診料(一次病院)➡️1,000円前後

例 病院の初診料➡️3,000円~5,000円前後 自己負担は500円~1000円

民間資格で技術が統一されていないため専門性に欠ける

民間資格で、一人一人の知識量、技術量に差があるのも問題です。

専門職ですが、国家資格ではなかったため、国家資格の看護師に比べると専門性は欠けます。

人間では看護師では採血ができますが、動物看護師ではできません。

ですが、2023年から愛玩動物看護師が誕生するためこの問題は概ね解決されます。

動物看護師の給料を上げる方法

ではどうすれば動物看護師の給料を上げれるのでしょうか。

給料を上げる方法は具体的に3つあります。

①国家資格を取ることで年収・給料を上げることが可能

先ほども説明したように国家資格を取ることで、業務範囲の追加、知識量・技術量の向上による専門性が増します

そのため患者へ提供する獣医療の質も上がり、質も上がることで診療料金も付加価値として上がります。

病院の売上も比例するように上がるため、結果として給料も上がることが期待されます。

②転職する

病院も様々で、同じ仕事量にも関わらず給料に差があることは多々あります。

正直に言いますと、給料は病院の院長次第です。

実際似たような仕事内容でしたが、動物看護師の友人と手取りに約4万円近い差がありました。

動物看護師は仕事量と給料が見合わないとよく言われますが、病院を変更してみるのも1つの手です。

動物看護師は転職をすることでキャリアアップにつながるため、1.5次病院や2次病院では新卒よりも、転職の動物看護師を採用を重要視しているところもあります。

③個人のスキルを身につける

動物看護師ですが、+αのスキルを身につけておくことによって就職や仕事先で有利になります。

筆者は動物の理学療法を学んでいたので、リハビリテーションに関する知識があります。

1次病院ではありますが、診療の中で獣医師と患者へのリハビリや家でできるリハビリの指導を実践しています。

ツッチー

自分だけの強みを身につけることで自信にもつながります

【体験談】筆者は3年目で年収の向上に成功した

筆者は以前から動物病院に勤めていましたが、認定動物看護師としては今年4年目になります。

仕事をする中で、できることが増え給料の向上に成功しました。

もちろん病院の売上に左右されることはありますが、それでも給料が減ったことはありません。

もう1つ、少し勇気は入りましたが、腹を割って給料について院長とも話しました。

給料について雇用主と話し合いをするのは就労者として大事なことです。

現在の勤務形態と給与について雇用主である院長と話し合うのも1つの手段としてあります

まとめ

いかがでしたか?

やりがいは大事ですが、仕事に見合った分の給料はもらいたいですよね

この記事で少しでも動物看護師として働くみなさんの給与が上がれば幸いです

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この記事を書いた人

現在動物病院勤務 動物看護師5年目
飼い主様とペット達のために有益な情報を発信します。
資格:認定動物看護師 動物栄養管理士2級 愛玩動物管理士準2級 etc...

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